この記事は、以下に該当するお客様向けのご案内です。
- 環境変数を設定して Unity を使用したいが、方法がわからない。
- 環境変数を設定して Unity を使用するために、ネットワーク管理者に連絡する必要がある。
原因:
環境変数を使って、Unity に何かの設定を渡そうとしています。例えば、環境変数 HTTP_PROXY で設定されたプロキシサーバーを Unity に使用させたい場合などがあります。
解決策:
以下の手順で、ご利用の OS に環境変数を設定してください。
注意: MY_VARIABLE_NAME を環境変数の名前 (例:HTTP_PROXY) に、my_variable_value を設定したい値に置き換えてください。
Windows での環境変数の設定方法:
Windows の設定より行う場合:
- スタートメニューを開き、"環境変数を編集"を検索します。
- ユーザー環境変数セクションの新規...をクリックし、変数名と変数値の欄に値を入力します。
コマンドラインから行う場合:
- スタートメニューから "cmd" と検索し、コマンドプロンプトを開きます
- 次のコマンドを入力してエンターキーを押します。
setx MY_VARIABLE_NAME my_variable_value
Mac での環境変数の設定方法:
Mac では、Unity などのアプリケーションは Windows のように環境変数を設定から引き継ぐことができません。
Mac で Unity に環境変数を渡すには、ラッパースクリプトを使用するのが最適です。ラッパースクリプトでは、まず環境変数を設定し、次に Unity Hub を起動して設定した値を渡すようにします。
- Terminal ウィンドウを開き、以下のスクリプトを入力します。'MY_VARIABLE_NAME' と 'my_variable_value' をご希望の値に置き換え、必要に応じて Hub のインストールパスを変更してください。
echo '#!/bin/bash
export MY_VARIABLE_NAME=my_variable_value
export MY_OTHER_VARIABLE_NAME=MY_OTHER_VARIABLE_VALUE
nohup "/Applications/Unity Hub.app/Contents/MacOS/Unity Hub" &>/dev/null &' > launchUnityHub.command
chmod +x launchUnityHub.command - launchUnityHub.command ファイルが作成されますので、適当な場所 (デスクトップなど) に移動してください。
- このファイルをダブルクリックすると、環境変数が設定された状態で Hub が起動します。また、ターミナルから起動しても同様です。これらの環境変数は、Hub から起動した Unity Editor のプロセスに引き継がれます。
環境変数の設定後:
環境変数の設定後は、Unity Editor と Unity Hub の両方を再起動する必要があります。