この記事は、以下に該当するお客様向けのご案内です。
- 新しいスクリプトを作成すると、Unity Editor がその内容を自動生成する。C# スクリプトの場合は、ファイル名をクラス名として使用している。
原因:
スクリプトテンプレートは、以下のパスに格納されています。
%EDITOR_PATH%Data\Resources%ScriptTemplates
解決策:
新しいスクリプトを作成する際には、Unity Editor がその内容を自動生成します。C#スクリプトの場合は、ファイル名をクラス名として使用します。
以下は自動生成された内容の例です。
using UnityEngine; using System.Collections; public class MyCustomScript : MonoBehaviour { // Use this for initializationvoid Start () { } // Update is called once per framevoid Update () {
自動生成されるスクリプトの内容を変更するには、以下のパスに保存されているスクリプトテンプレートを変更することで可能です。
- Windows: C:\Program Files\Unity\Editor\Data\Resources\ScriptTemplates
- Mac: /Applications/Unity/Editor/Data/Resources/ScriptTemplates
- Mac (5.2.1f1 以降): /Applications/Unity/Unity.app/Contents/Resources/ScriptTemplates
このディレクトリには、いくつかのテンプレートファイルがあります。
81-C# Script-NewBehaviourScript.cs.txt 82-Javascript-NewBehaviourScript.js.txt 83-Shader__Standard Surface Shader-NewSurfaceShader.shader.txt 84-Shader__Unlit Shader-NewUnlitShader.shader.txt ...
別の C# スクリプトテンプレートが必要な場合は、81-C# Script-NewBehaviourScript.cs.txt ファイルを編集してください。
デフォルトではファイルの内容は以下のようになっています。
using UnityEngine; using System.Collections; public class #SCRIPTNAME# : MonoBehaviour { // Use this for initializationvoid Start () { } // Update is called once per framevoid Update () { } }
テンプレートは自由に変更できますが、#SCRIPTNAME# は必ずそのままにしておいてください。これがなければテンプレートのクラス名が自動変更されず、誤ったクラス名でスクリプトが生成される可能性があります。
編集後の C# テンプレート例を示します。
/* * Modified template by Unity Support. */using UnityEngine; public class #SCRIPTNAME# : MonoBehaviour { #region Public Fields#endregion#region Unity Methodsvoid Start() { } void Update() { } #endregion#region Private Methods#endregion }
テンプレートファイルを変更した後は、Unity Editor を再起動して変更を適用してください。
オリジナルのテンプレートファイルと、変更後のテンプレートファイルは必ずバックアップを取っておいてください。テンプレートが正しく認識されない場合など、元のファイルが必要になる可能性があります。もしテンプレートが正しく認識されない場合は、再度作り直してみてください。
また、編集後のテンプレートのコピーを Unity のディレクトリの外に保存しておくことを強くお勧めします。なぜなら、Unity のバージョンをアップグレードするとテンプレートファイルは上書きされてしまうからです。その際は、編集したテンプレートに再度置き換える必要があります。
注意: Assets フォルダ上に ScriptTemplates フォルダを作成し、上記の手順を踏むことで、特定のプロジェクト内でスクリプトテンプレートを割り当てることができます。
詳細については以下の記事をご確認ください。